レイジーマンシューズttsc-018シームレスバック

続・レイジーマンシューズ ttsc-018

ご予約は web予約 または 052-564-5900 にて承ります。

こちらはお客様からご注文いただいてお作りした一足です。

model:ttsc-018
color:patine green
construction:hand-sawn welted

前回のブログでは全体像を見ていただいたttsc-018のレイジーマンシューズ仕様。
今回はより細かな部分をご紹介いたします。

まずは最大の特徴ともいうべきシームレスバック。
通常かかとにはパーツ分けによって立体にするため継ぎ目や縫い目があります。
それを革の特性を活かし、しっかりとクセ付けすることによって継ぎ目なしにする手法、それがシームレスバック。
手間と時間のかかる仕様ですので、市販の靴ではあまり見かけることの無い仕様です。
まさに注文靴ならではの仕様でないでしょうか。

今回のレイジーマンシューズは甲も一枚革でお作りしているので、いつも以上にクセ付けに時間をかけています。
このクセ付けが革の特性を活かした靴づくりとなります。

レイジーマンシューズttsc-018フィドルバック

さらに底面に目を向けると、こちらも普段あまり見かけない形になっています。
土踏まずあたりをより立体的な仕様にするフィドルバックという加工方法です。
こちらは機能面というよりは純粋に装飾といった仕様です。
比べる対象としてセメント製法の底面をご覧いただければ一目瞭然だと思います。
ハンドソーンウェルテッド製法は土踏まずのサポート力が強く、
まるで靴の底面が足を支えてくれているかのような履き心地ですが、
その履き心地をよりイメージさせるような仕様となっています。
フィドルバックはバイオリンの背面を差す言葉で、こちらもあまり目にする機会は少ないと思いますが、
バイオリンの背面のような形にする、それをフィドルバック仕様と言います。
ただ底面の革を削って形にするのではなく、中底と本底の間にシャンクという、
人間でいうところの背骨のようなパーツが入っていますが、そのシャンクを工夫して立体的になるようにしています。

見た目が変われば作り方も大きく変わってくる、それが革靴です。
そして様々なお客様のご要望に色々な製法でお応えできるように日々研鑽するのが職人です。
是非お客様のご要望を店頭の職人にお伝えください。

シューズ・ボナンザではお客様おひとりづつと真摯に向き合い靴づくり、鞄づくりをともに進めていく、
を深めていきたいという思いと、お待ちいただく時間の軽減のために「予約優先制」を継続させていただいています。
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