【道具紹介】市切り
【道具紹介】市切り
職人の注文靴・鞄 シューズ・ボナンザは今日も職人が店番をしています。
今年から月曜も通常営業しておりますので是非お立ち寄りください!
靴づくりでは様々な専用道具を使用しますが、本投稿では“市切り”についてご紹介します!
市切りは製甲に使う道具で、表の革と裏の革を縫い合わせた際に、表の革からはみ出た裏の革をさらう(切り取る)道具になります!
形状は先端がV字になっており、V字の中心に刃が付いています。このV字の間に革を通すことで革をさらっていきます!
具体的な使い方としては、さらいたい部分に切り込みを入れて市切りを通し、ステッチに合わせて市切りを滑らしていくことでさらっていきます!
製甲において市切りが使用される代表的な部分が履き口になります。
履き口の様に表の革(写真のコゲ茶の革)と裏の革(写真のキャメルの革)の端をぴったり合わせたいときは、裏の革が少しはみ出るように型紙を設計し、
ミシンをかけた後市切りで裏の革をさらう事で写真のような綺麗な仕上がりになります!
ステッチに近いところを切ると糸を切ってしまう可能性がありますし、逆に糸を切らないように離れすぎると表から見えてしまいます。表の革、ステッチに沿って一定の幅でさらっていくには熟練の技が必要なんです!
靴づくりの過程や靴の構造を知っていただき、お客様の今後の靴選びの参考になれば幸いです!
インスタグラムにて靴、カバンの製作風景を投稿していますので、是非ご覧ください!
shoesbonanza
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