【作業紹介】底作り(成形~仕上げ)

当店ではお客様の足に合った靴をお作りするため、底材(ソール)も職人が一から製作しております。

先日の投稿では〈1.材料の切り出し~2.のり付け~3.組み立て〉までご紹介させていただきました。
本投稿では先日の投稿に引き続き、〈4.成形~5.仕上げ〉までをご紹介させていただきます!

4.成形

組み立て終わった状態の底材は、側面が裁断されたままの状態となっているため、
資材ごとの側面が揃っていない状態です。
その様な状態の側面を、グラインダーで削って綺麗に整えていくのがこの工程です!

まずは縦型のグラインダーでヒールの側面を荒く削って整えていきます。

↑縦型グラインダー

縦型グラインダーでの粗削りが終わったのち、横型のグラインダーで仕上げていきます。
グラインダーに強く当てすぎると削れ過ぎて仕上がりが悪くなりますし、
弱すぎると削れないため、絶妙な力加減が必要な作業になります!

↑横型グラインダー

5.仕上げ

いよいよ最後の工程、仕上げです。
成形が終わった底材に仕上げ用の塗料を塗ってツヤを出していきます。
塗る量、塗り重ねる回数によってツヤの加減が変わりますので、均一にムラなく塗るのが重要になってきます!

まとめ


2本にわたり底作りをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
このようにして作った底材を、専用の強力なボンドで靴本体に接着する製法がセメント製法です。
今回ご紹介させていただいた底作りは、お客様一人一人に合わせて靴をお作りする当店ならではの作業ですので、
初めて作り方を知った方がほとんどかと思います!
靴の作り方や構造を知っていただき、お客様の今後の靴選びの参考になれば幸いです!

また、ブログでは紹介しきれない部分、伝えられない細かな部分を
インスタグラムにて投稿していますので、是非ご覧ください!
shoesbonanza

シューズ・ボナンザではお客様おひとりづつと真摯に向き合い靴づくり、鞄づくりをともに進めていく、
を深めていきたいという思いと、お待ちいただく時間の軽減のために「予約優先制」を継続させていただいています。
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